Minato City Preservartion Cultural Properties

港区文化財総合目録

工芸技術 三味線製作

所在地
新橋3
所有者
伊東良継
概要
工芸技術 三味線製作 平成25.10.23指定
公開状況
作業場の見学はできません
写真タイトル
伊東良継( いとうよしつぐ)

弦楽器の一つで三弦。地方色(沖縄・京都・名古屋・東京・津軽等)があり、東京の三味線は京都からの系譜で、江戸時代に確立し、今日に至っています。

現在の港区内にはかつて三味線の需要地区が多く、それなりの職人が居住していました。現在でも数人が仕事場を持っており、伊東良継氏はその中の主要人物です。

伊東良継氏は昭和19年生まれで、父一男氏(明治38年生)は新橋に店舗(石村屋)を構え三味線作りを専業とし、良継氏がそれを引き継ぎ製作に専念しています。三味線作りはすでに江戸末期には分業しており、良継氏はその最終工程を担っていますが、一貫作業を深く習得しており、貴重な存在です。三味線製作を無形文化財技術に指定すると共に、伊東良継氏を保持者として認定し、その伝統的技術を保護する必要があります。なお次男が良継氏の後継者として、技術を確実に習得継承しつつあります。

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