Exhibition

特別展・企画展

港区立郷土歴史館・宮内庁宮内公文書館共催特別展
「港区と皇室の近代」

令和2(2020)年10月17日(土)~12月20日(日)

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近代の港区域には、皇居からほど近いこともあり、離宮や御殿、御用邸が置かれ、多くは皇族方のお住まいとして利用されてきました。それだけでなく、離宮は観桜会や観菊会(現在の園遊会に相当)などの皇室行事が催され、あるいは諸外国からの賓客の接待のために使用されました。また、旧大名家の屋敷地を利用し、風光明媚な庭園を備えた皇族や政治家の邸宅には、しばしば行幸・行啓なども行われています。
現在の港区域には、幾度かの震災や戦災を経て、赤坂御用地や旧芝離宮恩賜庭園など形を変えて残されている場所がある一方、都市の再開発などに伴い、近代における皇室との関係が忘れられつつある所も多くあります。
本展では港区に残る皇室の痕跡を宮内庁宮内公文書館の史料を中心にひもとき、近代における港区と皇室の関係を紹介していきます。

※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、混雑時は入場制限によりお待ちいただく場合があります。
 なお、今後の状況により会期等が変更となる場合があります。

開催概要

開催日

令和2(2020)年10月17日(土)~12月20日(日)

■会期中休館日 11月19日(木)・12月17日(木)

会場

特別展示室

開館時間

午前9時~午後5時(土曜日のみ午後8時まで)
※入館受付は閉館の30分前まで。

観覧料(税込)

大人 小・中・高校生
一般 団体 一般 団体
特別展のみ 400円 320円 200円 160円
常設展のみ 300円 240円 100円 80円
セット券 600円 480円 200円 160円

※ 団体料金は10名以上で適用となります。
※ 区内在住・在学の小・中・高校生、区内在住の65歳以上の方、区内在住の障害者の方およびその介助者(1名)の観覧料は無料(証明ができるものをご持参ください)

関連プログラム

講座

第1回
  • 10月24日(土)
  • 「高輪南町御用邸の近代」
  • 講師:篠﨑 佑太 氏(宮内庁書陵部図書課宮内公文書館)
第2回
  • 11月7日(土)
  • 「昭憲皇太后と東京慈恵医院」
  • 講師:辻岡 健志 氏(宮内庁書陵部図書課宮内公文書館)
第3回
  • 11月21日(土)
  • 「朝香宮邸建設前史」
  • 講師:二ノ宮 幹太 氏(宮内庁書陵部図書課宮内公文書館)
  • 時間:各日 午後1時30分~午後3時
  • 定員:各日15名
  • 申込方法:10月5日(月)から先着順で電話申込受付
    ※詳しい申込方法はこちらからご確認ください。
    ※10月19日(月)17時現在、全回【受付終了】となりました。

明治記念館
移築当時の憲法記念館(現・明治記念館本館)

迎賓館赤坂離宮
迎賓館赤坂離宮 本館外観北面

港区内で現在も訪問して見学することができる"皇室ゆかりの施設"を、パネル展示やPR映像にてご紹介します。

■明治記念館
■迎賓館赤坂離宮
■旧芝離宮恩賜庭園
■東京都庭園美術館
■国立科学博物館附属自然教育園

  • 日時:10月17日(土)~12月20日(日)開館時間内
  • 会場:4階ギャラリー

主な展示資料

(1)赤坂邸園全図 旧南葵文庫蔵本

赤坂邸園全図 旧南葵文庫蔵本

紀州徳川家の赤坂邸(現在の赤坂御用地の一部)には「西苑」と呼ばれる庭園があった。明治5(1872)年に、周辺の屋敷とともに同庭園も宮内省へ献上され「赤坂離宮」と定められた。史料は近世期の「西苑」の様子を示したもの。その後、「西苑」は幾度か改修もされているが、現在まで春秋の園遊会会場として利用されている。[宮内公文書館蔵]

(2)芝離宮での記念撮影(「外賓接待写真帳(2)」のうち)

芝離宮での記念撮影(「外賓接待写真帳(2)」のうち)

芝離宮での外賓接待写真。アメリカ陸軍長官タフトが来日した際の記念撮影の一齣。明治40(1907)年9月30日撮影。背景には提灯で装飾された西洋館の全景が映る。[宮内公文書館蔵]

(3)青山假皇居御能ノ図

青山假皇居御能ノ図

明治11(1878)年7月5日、英照皇太后がお住まいになった青山御所の能舞台の舞台開きを描いた錦絵。橋本周延画。[港区立郷土歴史館蔵]

(4)東京慈恵医院行啓(「明治天皇御紀附図稿本 巻二」のうち)

東京慈恵医院行啓(「明治天皇御紀附図稿本 巻二」のうち)

明治20(1887)年5月9日、昭憲皇太后は東京慈恵医院(現・東京慈恵会医科大学附属病院、港区西新橋)の開院式へ臨まれた。式典後には、病室を巡回してご慰問になった。[宮内公文書館蔵]

(5)東京府知事高崎五六らの御料地下賜願い(「地籍録」のうち)

東京府知事高崎五六らの御料地下賜願い(「地籍録」のうち)

現在、赤坂御用地と青山通り(国道246号線)を挟んで反対側に、赤坂地区総合支所と赤坂警察署が建っている。同地はもと赤坂離宮の一部であり、明治23(1890)年の道路開設により飛び地となった御料地であった。史料は、東京府と警視庁から出された同地の下賜願い。当時から赤坂区役所と警察署が置かれていることがわかる。[宮内公文書館蔵]

(6)麻布御殿(「麻布御殿・高輪南町御用邸(写真帳)」のうち)

麻布御殿(「麻布御殿・高輪南町御用邸(写真帳)」のうち)

現在の六本木1丁目には、麻布御殿が建てられていた。同地は、明治7(1874)年に旧八戸藩主南部家の邸宅を静寛院宮の邸宅として宮内省が購入したことが始まりである。その後、周辺地を買い上げて拡大し、明治天皇の直宮である富美宮、泰宮の養育所として使われたほか、大正・昭和期には東久邇宮邸として利用されている。[宮内公文書館蔵]

(7)朝香宮邸(写真帳)

朝香宮邸(写真帳)

現在の東京都庭園美術館は、建築設計当時に最盛期を迎えていたアール・デコ様式を取り入れて昭和初期に建てられた旧朝香宮邸である。朝香宮鳩彦王同妃の二年にわたるパリでの生活の経験、滞在中のアール・デコ博覧会での印象などが設計に色濃く反映したとされている。[宮内公文書館蔵]

(8)高輪御殿御学問所立面図

高輪御殿御学問所立面図

明治35(1902)年12月に高輪御殿内に新設された御学問所の立面図。高輪にお住まいになった明治天皇の皇女のために造られた。大正3(1914)年5月に高輪の東宮御所内に東宮御学問所が設置されると、大正10(1921)年2月まで約7年間にわたり皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)が御修学になった。[宮内公文書館蔵]

(9)立太子礼奉祝記念芝区御成門祝門

立太子礼奉祝記念芝区御成門祝門

大正5(1916)年11月3日、裕仁親王(後の昭和天皇)の立太子礼奉祝記念で芝区御成門に設けられた奉祝門の絵葉書。[港区立郷土歴史館蔵]

(10)旧芝離宮恩賜庭園の出土品

旧芝離宮恩賜庭園の出土品

昭和63(1988)年に実施された旧芝離宮恩賜庭園の調査で発掘された宮内省時代の陶磁器。[港区立郷土歴史館蔵]

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